<上海>沖縄料理居酒屋・藍屋、全般的良しだがソーキそば貧弱

 2007年春沖縄本島、2008年夏石垣島・西表島、二年立て続けに沖縄を旅していた私は、大の沖縄ファンです。上海にも美味しい沖縄料理店があると、先日お客様のM氏に紹介され、今日はじめて行ってきました。

 「藍屋」という店で、私がよく通っている「北彩」の東約30メートル。お店に入ると、何とM氏とばったり遭遇。やっぱり、好きな店には通いますね。店長が日本帰国中で会えなかったのが残念ですが、とりあえず食べてみようと。

22716貧弱なソーキそばを渋々と食す
22716b鯨さえずり

 ★ 海ぶどう・・・40元 店内に一歩踏み入れると、まず目に入るのが海ぶどうの水槽です。海ぶどうは、低カロリーの海藻で、房の形やプチプチとした不思議食感がキャビアに似ている事から、地元沖縄では「グリーンキャビア」と呼ばれています。いくらにも少し似ているようなプチプチな食感でした。量は多くなく、結構なお値段ですが、まあ、珍味ですから、しかたないのですね。

 ★ 島らっきょう・・・30元 血が固まるのを防ぐ食べ物と聞いています。沖縄県は脳卒中や心臓病が全国で最少というのが、もしやこれのお陰?シャキシャキとした食感が最高です。

22716_2海ぶどう(40元)島らっきょう(30元)
22716b_2剣先いか刺し(130元)

 ★ 豆腐よう・・・30元 中国の腐乳にそっくりです。これも沖縄旅行の帰りにお土産として買ってきました。まろやかな味が泡盛にぴったり。

 ★ 鯨さえずり(鯨の舌)・・・150元 脂身が上品な味、酢味噌との相性が抜群。少々値が張りますが、十分に納得できる一品です。鯨はお魚だけ食べるため、脂は不飽和脂肪酸で、頭が良くなり、血がさらさらするそうです。えっ、本当?

 ★ 剣先いか刺し・・・130元 「これ、日本から直輸入ですから、絶対にお勧め」と服務員小姐に言われ、注文しました。鮮度が悪くなく、OKです。これって、沖縄料理?

 ★ 鯨塩焼き・・・80元 メニューには「しょっぱい」と注意書きが付けられていますが、本当にしょっぱい。保存食ですね。しょっぱいけれど、味わい深い。美味しいご飯がほしくなるような一品です。

 ★ 銀杏・・・20元 大粒、ジューシー!Good!

 ★ 鳥の南蛮漬け・・・35元 大皿惣菜から選びました。味が良い。お酒が進みます。

22716_3ゴーヤーチャンプル(35元)
22716b_3銀杏(20元)

 ★ ゴーヤーチャンプル・・・35元 沖縄料理といえばこれ。私はなぜか、ゴーヤーチャンプルに入っているランチョンミートが大好きで、缶詰食品なのに無節操にたくさん食べるのです。この店のゴーヤーチャンプルはなぜか中華風で、私の好きなランチョンミートが少な目、不完全燃焼でご機嫌が斜め。ミートをけちるな!

 ★ スーチカー(豚の塩漬け)・・・30元 野菜が盛りだくさん入っていて健康な一品ですが、これも肉が少な目。

 はい、いよいよ食事です。「すみません、ソーキそば頼む」というと、服務員小姐がびっくりした顔で、「お二人様、ずいぶん召し上がりますね」と・・・だって、量が少ないもん!美味しいけれど、私のような大食いでは、これだけ品数を注文しないとお腹が一杯になりません。

 ★ ソーキそば・・・45元 はっきり言ってこれ、本場沖縄で食べた濃厚でボリュームたっぷりのソーキに比べると、全然貫禄が足りません(下の対比写真をご参照ください)。貧弱です。これは落第ですね。ただし、麺はとっても美味しいです。

22716_4
22716b_4対比! (上)「藍屋」ソーキそば (下)本場沖縄で食べたソーキそば

 ★ <酒>泡盛 美しき古里1本・・・300元

★沖縄料理居酒屋・藍屋
<住所>   上海市延安西路2892号(×虹許路)
<電話>   021-6261-9970
<営業>   17:30~24:00
<予算>   150元~400元