自宅でイタリアン・ナイト、7時間に及ぶ食事会は自己史上最長

 昨日、4月24日(土)。獣医師であり、動物医療グリーフケアの第一人者、阿部美奈子先生(マレーシア在住)とご家族を迎えて、我が家でイタリアン・ナイトと題した食事会、兼ハナ9歳・マル8歳(我が家が7年前に収容した野良だった姉妹犬、収容した日を誕生日とした)誕生会を開催。

 完全ホームメイドのイタリア料理コースで、腕を振るってくれたのは、同じ団地に住む北欧出身のプロMさん(女性)。サーブしてくれたのは、Mさん家のメイドと我が家のメイドの2人。オール女性と私の黒一点晩餐会。コロナ期間中の多人数の外食を忌避し、たどり着いたのは、自宅のオプション。

 何よりも、Mさんの料理が素晴らしい(参照記事:『隣人手作りのチリコンカン、コロナは禍か福か?』)。自家栽培のハーブを使ったオリジナル料理の数々は、レストランと比べても遜色ない。いやある意味で、レストランを超えている。

 献立は以下の通り。

アンティパスティ(前菜)
イタリアン風冷肉、自家製ペスト・ジェノヴェーゼ(自家栽培ハーブ使用)添え
チーズ盛り合わせ
自家製パン

プリモピアット
パスタ アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ
(オリーブオイル、ニンニク、パセリ、ペコリーノ)

セコンドピアット(メイン)
自家製ロースト豪州ビーフ

コントルノ(付け合わせ)
地中海風ロースト野菜 コンフィトマトとアスパラガス

立花家のジャポネーゼ・グラニタ(日本人のためのお口直し)
和風胡瓜のガーリック浅漬け
ほうれん草のお浸し
ほくほく鰯のつみれ汁
マッシュルームの炊き込みご飯

ドルチェ(デザート)
自家製チーズケーキ
立花家特別焙煎ハンドドリップのカプチーノ(ブラジル産豆)
シングルモルト マッカランのお猪口飲み

 名づけて「大食いたちの欲張りイタリアン特別コース」。事前にMさんと打ち合わせをしたところ、当初はガーデンBBQ基調、イタリアンをベースに、和風焼き鳥も混ぜようとしたのだが、さすがに量がオーバーで、食材の構成も肉に偏りすぎ、サーブ上食器の種類も多すぎて無理があったと判断し、断念。

 サーブの動線上、室内ダイニングルームを使うことになり、かなり効率化が図られた。実は我が家のダイニングは、ほとんど使われていない。いつも室外のデッキやガーデンを使って食事をしている。来客を迎えて室内で食事会を催したのは実は今回が初めて。まあたまに気分転換するのも悪くないと思った。

 献立について、焼き鳥を断念した代わりに、セコンドピアット(メイン)あたりから手を入れたのだ。通常のグラニタ(お口直し)はシャーペットなどの氷菓だが、私の独断と偏見で冷温半々のジャポネーゼ風のもの数品で差し替えた。日本人には西洋料理の締めくくりに、この手のおふくろの味なら胃袋も心も癒されるのかなと思って。大成功だった。

 当初は一時、四重奏か五重奏のクラシック生演奏を入れようと企画したが、時間切れで断念。それにしても話が盛り上がりすぎて、18時過ぎに始まった食事会が終わったのは、なんと、深夜1時半。7時間に及ぶ食事会は、自己史上最長。食べすぎ、飲みすぎ。ご馳走様でした。

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