ワクチンが効かない、英科学者が「ほぼ確実」と予測

 ワクチンが効かない。私が8月1日付けで『ワクチンの無効化宣告、人間はウイルスよりはるかに馬鹿だ』という記事を書いた翌日、8月2日付けでCNNが報じた――。

 『ワクチン効かない変異株の出現は「ほぼ確実」、英科学者が予測』。ワクチンが効かないコロナ変異株は「ほぼ確実に」出現するだろうと予測した英学会の研究論文が発表された。悪いニュース。想定中ではあるけれど。

 ● コロナの根絶が見込めない。
 ● デルタ株の次も変異種は出現し続ける。
 ● 最終的に現在のワクチンが効かなくなる。

 この記事が最悪のシナリオ(可能性)を提起した。抗原連続変異※について、そのポイントは、「蓄積」にあるとみていいだろう。つまり、ウイルスは、多くの感染を繰り返し、積み上げることによって絶えずに、生き残るための技を学習し、ノウハウを蓄積しているわけだ。量の変化をもって質の変化をなす。最終的にワクチンの効果をなくすという段階にいたる。

 思うに、今はまさにその「蓄積」段階にある。

 政府が国民にワクチンを打て打てと呼び掛けるには、一定の意義がある。ただ間違って国民に「ワクチンが必ず効く」という概念を植え付けてはいけない。ワクチンの限界ないし最悪のシナリオを国民によく説明しなければならない。さもないと、いざというときの衝撃や反応が怖い。

 今はそういう危険な方向に向かっているように思える。

 ※ 抗原連続変異(Antigenic Drift、抗原ドリフト)とは、免疫系によって認識されるウイルスゲノムの突然変異の無作為な蓄積の過程。このような蓄積によりウイルスの抗原性が著しく変化し、免疫系による攻撃からの回避を助けることがある。この過程は免疫性の喪失あるいは特定のウイルス株に対するワクチンの効果の喪失を誘導することがある。抗原連続変異によって新しく別の種への感染を可能とすることがある。

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