「無料セミナー・ドタキャン禁止令」ならぬ「性善説」的事後処理

 無料セミナーの無断欠席について、読者投書「ドタキャン美学」がありました。とても、ユニークなアプローチで、克明に分析されています。是非、ご一読ください。

 そもそも、「ドタキャン」とは、直前でもいいから、せいぜい「キャンセル」という告知行為があってこその「ドタキャン」ですが、主催者からは、「キャンセルは、かまいません。でも、事前、直前でもいいから言ってくださいね」と告知しているにもかかわらずの無断欠席行為には、いささか理解に苦しみます。結果的に、上記読者が指摘されたように、主催者による「門戸を狭める」流れになってしまい、きちんといままでマナーを守ってきた人たちまで、門戸を狭めてしまう状況になってしまい、いわゆる「公衆利益の損害」にいたるわけです。とても、悲しい事です。

 今回は、実は、特別な事後措置を講じました。欠席者全員に、セミナー資料を一式郵送することにしました。もともと、印刷された資料を捨てるという資源の浪費はしたくありませんし、いっそう、封筒や郵送料の追加コストをかけて送ることにしました。たぶん、無断欠席者の方々は少しびっくりするのではないかと思います。勝手に欠席したのに、わざわざ主催者側から資料まで送ってくるとは・・・ある意味で、その方々に、「性善説」的なメッセージになれば幸いです。・・・と期待しております。

 いずれにして、当社は、先日水野さんともお話をした結論として、「無料セミナー全面中止」になりました。きちんとマナーを守ってこられた多くの方々に申し訳ないと思っています。どうかご了承ください。