今は最高の時代だ!国家や社会とのデカップリング

 「今は最高の時代であると同時に最悪の時代でもある」

 ――イギリスの作家チャールズ・ディケンズは、代表作「二都物語」の中で、「戦争はまだ終わっておらず、世界は混乱している」という世界を描いている。相対性から解釈すれば、事物の異なる側面、「最高」と「最悪」の共存はあってしかるべき。

 当事者の捉え方、生かし方によっても、その当事者にとって世界が変わり、最高にも最悪にもなり得る。世界や時代がどんなに最悪であろうと、必ず最高の人生を手中にする人たちがいる。

 カギは1つ。それはつまりは、国家や社会とのデカップリングである。国家や社会という運命共同体から自分を切り離していくことだ。

 世間が繁栄すれば、ほとんどの人がそれに便乗してそれなりに悪くない生活を手に入れるが、逆のパターンだと、個々の人の生き方や生きる力の出番になる。今はまさにそのような時代である。

 最悪だからチャンス、最悪だから最高である。バラ色の明日はすぐそこまで来ている。

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