資産溶解、貧困国家ニッポンの将来像

 「量子コンピュータ」と「スーパーコンピュータ」。検索ヒット数で前者が後者の何分の1にあたるかを知りたくてググってみたら、日本語は17分の1、英語は10分の1、中国語(簡体字)の場合2分の1(百度検索エンジン)。

 近頃、中国国内では量子コンピュータの話がよく出る。しかし、日本ではほとんど聞かない。未だに某メーカーのスパコンの自慢話ばかりしている。日本語による量子コンピュータの情報量がいかに少ないか。情報を調べると、「量子コンピュータとは何か」の概念紹介にとどまっている。

 量子コンピュータが遅れている。AI(人工知能)が遅れている。ネット取引だって遅れている。コロナでテレワークをやるかやらんかでもめている。判子決済を廃止するかどうかでもめている。申し訳ないが、いってしまえば、中国に追い越されて、いじめられて、当たり前だ。

 中国は世界制覇するには、何がキーなのか、よく勉強して分かっている。日本人は中国の世界制覇を批判するのが一人前だが、なんら実質的な牽制手段も持ち合わせていないし、持とうともしない。目線は常に国内に向けている。国内の足の引っ張り合いばかりしている。

 スパイに浸透されるのも当然だ。コロナ防御でさえも統制が取れない。平和ボケでノーベル平和賞が取れるなら、間違いなく1億2000万人と憲法9条がそろって受賞するだろう。

 日本人は戦後の前40年で偶然たまたまの幸運で得たものを守り切ろうとするから、後の30年が失われたわけだ。世界の頂点に程遠く及ばないのに、満足して守ろうとするから、どんどん中国に追い越される。

 雇用を維持しようとして、ITを排除してきた。日本ほど企業が無駄な雇用を抱えている国はほかにない。失業率が低いのは、社内失業が天文学的な数字に上っているからだ。サラリーマンの半分以上をリストラしても、日本の企業は動く。いや、もっとよく動くのだ。

 スパコンをはるかに超える量子コンピュータが世界を制覇する。コロナで第三次産業が致命的な打撃を受けているが、数年後十数年後3Dプリンターで住宅の量産化になれば、第二次産業が革命に遭遇する番だ。自動車だってコンピュータに箱が載っているだけだから、エンジンが消滅するし、部品メーカーで生き残れるのはタイヤメーカーくらいだ。愛知県の経済が崩壊する。

 3Dプリンターで住宅量産化すれば、不動産相場が今の数分の1に下がる。一生住宅ローンのために働いた人々は人生の意味を見失う。過去50年間で築き上げた500兆円もの莫大な住宅資産が溶解する。企業の大半も消える。終身雇用の消滅ではなく、雇用消滅の時代である。

 誰が悪いか。科学技術が悪いのか?いまだにリスク提示に「科学的根拠」を求める人たちは科学にやられる。科学はいずれ根拠を見せてくれるだろう、ただそれは昨日でもなければ今日でもない、近い明日だ。胡坐をかいて待つがよい。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。