中国の教育改革に学べ、日本人もワーカーや農家を目指せ!

 ホワイトカラー過剰!学歴など意味ない。今日2022年5月1日は労働者の日。額に汗して働く労働者は美しい。中国は本日付けで職業教育法改正法の施行になった。

 改正法の下で、職業教育(高専)と大学教育は平行同格扱いになる。ここ数年、習近平は、受験塾業界を潰した。要するに、オフィスでなく、工場現場で働けということだ。第三次産業の縮小、第二次ないし第一次産業への回帰、つまり、虚業から実業への産業政策大変革である。

 昨年2021年8月5日付けの記事『虚業よりも実業!習近平の喝破で中国産業政策は急転換へ』にも指摘した通り、この世界、特に先進国では、第三次産業の供給が過剰だ。中国だけでなく、日米などの先進国でも早晩、低次産業回帰は避けられない。

 グローバル化の終焉に伴い、最大の変化は、サプライチェーンの短縮である。つまり、「ショートチェーン」の時代に突入する。平たく言えば、自給自足に近づくことだ。先進国の国民が偉そうにオフィスに座り、工場を途上国に持っていく時代が終わったのだ。

 日本人も早い段階でスーツやハイヒールを脱ぎ捨て、ワーカーや農家になって額に汗して働くべきだ。明るい工場、明るい農村があっての明るい日本。

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