今回泊まった台北老爺大酒店(Hotel Royal Taipei)は、日航系ホテルである。数年前も何度か泊まったことがあって、何だか古臭い印象が残っていたが、今回は、リノベーション後のホテルに泊まって、印象ががらりと変わった。
機能性の向上が顕著である。客室のデザインが一新され、殊にバスルームとトイレは、日本式に完全独立スペースに分割されただけでなく、洗い場付きのバスルームは完全に日本の住宅を意識させるものであり、日本人に使いやすい。
最近、少し高級なホテルは大体シャワーブースと浴槽がセパレート式になっている。しかし、大きな欠点がある。湯気で暖かくなっているシャワーブースから出てきて、相対的に室温の低い浴槽に入るという過程は、体も気分も冷めてしまう。一体化された洗い場付きの浴室は、最初から最後まで湯気の充満する空間で一貫性を保ち、シャワーの後湯船に身を沈める幸福感がよりいっそう高ぶるのである。
それから、ベッドにさりげなくぬいぐるみの熊さんが座り、旅人をほっとさせる。このようなディテールへの配慮はやはりいいね。
台北滞在の2日目(4月18日)は休日、少し朝寝坊して11時前に起床。メールのチェックを済ませて、ホテルの広東料理レストラン「明宮」で飲茶のランチ。開放的な大きな窓の外は、中山路の緑が広がり、気分が晴れる。
午後は、台北最大の誠品書店で立ち読み2時間、本を数冊買い込む。
夜は取引先の「台湾通信」の早田社長と国賓飯店で四川料理の夕食。食後は、昨日エリスOGのA子さんとB子さんからプレゼントされた券で、マッサージへ。足40分、全身60分。とても力強い男性マッサージ師が施術してくれた。痛い痛いと悲鳴を我慢しながら終わってみると、体が一気に軽くなった。
ここ数ヶ月の疲労は見事に取り除かれた。