プーケットの週末(1)~感動のない5つ星リゾート滞在

 10月7日(金)から4泊5日の予定で、プーケットで週末を過ごす。クアラルンプール空港はガラガラ。国境完全開放しても期待していたブームはやってこない。免税店で葉巻を買おうとしても、輸入再開になっていないので3年前の在庫で何種類かの知らない銘柄だけ。

 先日のニュースで報じられたが、今すぐにパッと出せるお金で1000リンギット(約3万円)も持っていないマレーシア人は何と4割強もいるという。貧しくなる一方、インフレが進んでいる。ウクライナ戦争を利用して武器やエネルギーで大儲けしているのはアメリカだけ。民主主義とは実に偉大だ。

Thavorn Beach Village Resort

 インフレとはいえ、旅行代金は高くない。一部激安になっている。旅行は非必需品だから、なかなか値上げできない。今回、プーケットで利用した5つ星のタボン・リゾート(Thavorn Beach Village Resort)は1泊わずか9000円弱。どうやって運営しているのか不思議で仕方ない。

Thavorn Beach Village Resort

 ただ激安だけにやや訳ありなところもある。部屋の清掃は14時過ぎても終わらない。妻が何回電話しても客室係がやってこない。代わりに私がフロントに電話する。

 「作業マニュアルの基準で部屋清掃は何時まで終わることになっているのですか?」
 「正午12~13時」
 「今日は何時まで終わるのですか?」
 「5時です」
 「4時間遅れですね。どうしてですか?」
 「今すぐ行かせます」

 20分後めでたく部屋掃除終了。2泊目の清掃は午前中に終わった。後から考えてみると、もしや人手不足のせいだったかもしれない。とは言っても宿泊客がたくさん入っている様子ではないし、どこかおかしい。

Thavorn Beach Village Resort

 コロナがあって、3年ぶりのいわゆる5つ星リゾート滞在。感動はゼロ。むしろこの3年間色んなマレーシアの地方で星のランクすらない安宿に泊まり、温かい人情、頭の中を走馬灯のように駆け巡る。涙が止まらなくなった。

Thavorn Beach Village Resort

 コロナのお陰で私の人生が変わったのだ。世の中の見せかけの高級感というのは、その時のほんのひと時の自己満足と高揚感にしかならない。長続きするものではない。家族や愛する人とたとえ100円の安物おでんでもそれを一緒に頬張るあの瞬間こそが幸せなのだ。

<次回>

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