10年も住んだ場所にいよいよお別れだ

 年末をもって、事務所だけでなく、自宅も引越しすることになった。

 事務所は入居ビルの建替えに伴う立ち退きだが、自宅は設備老朽化と管理会社のサービス品質の低下が主因だった。せっかく家賃交渉で安くしてもらったのに・・・もったいない。それでも決心したのは、情況が半端ではないからだ。

 水道管の老朽化は水質の低下だけでなく、大きな騒音問題も招致している。特に深夜の騒音はそれこそ近所迷惑だ。サッシ類も高齢のためレールにはまって動かなくなる事件がここ数ヶ月何回も発生している。

 マンションの管理会社が変わってから、サービス品質も低下している。自室のドアの下にセールスのチラシが入ったりするのが日常茶飯事で、また、最近一部のフロアに会社が運営されていることも発覚、怪しい者が自由に出入りするようになった。収入を増やそうと、管理会社はマンションの駐車場を外部者に貸した。すると、構内の常時渋滞で住民の車両使用に大きな支障をきたしている。

 もう、これ以上住むのが無理だ。10年も住んだマンションだが、いよいよお別れのときがきた