昨日、クアラルンプール上京の帰りに、以前住んでいた旧宅の隣人で仲良くしていた友人を訪ねていった。すると、旧宅の木が折れて隣人宅の庭に倒れていたことを知った。放置すると木が脆くなり、シロアリ発生の原因となるので、早めの対処が必要だ。

しかし、住宅はすでに解約されて2か月以上も経過し、われわれの管轄が及ばぬところにある。家主に連絡が取れないようなら、管理を任された仲介会社の担当者に連絡するように助言した。幸いマレーシアの不動産総合サイトiPropertyを調べたら、物件が掲載されており、売買仲介担当の管理会社の連絡先も何とか突き止めた。

隣人宅からフェンス越しに旧宅の庭を見てみると、草がかなりぼうぼうに伸びている。われわれが引っ越しを終え、明け渡しの直前に最終の庭手入れを業者に依頼したが、おそらくそれ以来一度も手入れが行われていないと思われる。庭の手入れはかなりコストがかかる。空き家で賃貸も売却もできていない状態では、家主がなるべくコストをかけたくないのも理解できなくはない。
物件は売り出し中で、また賃貸も同時募集中。ただ専門家に聞いたら、かなり強気の売値を掲示し、なお家が古すぎて改築工事も高くつくので、買い手は当分つかないと。賃貸は可能だが、家具はダイニングテーブルセットしかついていないので、これも難儀。外国人駐在員の場合、フル家具付きでないと契約しにくい。
いやいや、家主も簡単ではない。草ぼうぼうの庭をみて、何となく悲しくなった。