マレーシア移住ビザ許可交付、情報非対称性対策

 私と家族のマレーシア移住ビザ許可が降りた。

 今年2月に移住を決定してからちょうど3か月経過、意外にも早いスピードで手続が進んだ。

80419_2私(立花一家)のマレーシア移住ビザ許可

 7月頃に再度渡馬して、正式移住ビザ(10年毎の更新)の交付を受けることになっている。10年ビザなので、いま所持のパスポートが5年ものであと1年ほどで切れるので、この際10年パスポートに更新して移住ビザを貼付してもらうつもりだ。

 実はこのブログで移住計画を明かしてから、読者から問い合わせがあったりして、中にすでに私と同じ移住ビザの申請をスタートした方もおられる。

 さらに、今年の国慶節(9月30日~10月7日)を利用してオフビジネスのマレーシア移住視察ツアーを企画している。すでに内輪関係者8名(日本人)ほど上海や日本、香港からの参加が決まっている。

 従来の移住下見・視察ツアーは、日本人向け移住仲介業者の主催がほとんど。ビジネスが絡んでいる以上、移住先の素晴らしさが集中的にクローズアップされても、逆に問題点はあまり語られていない。私は一移住者として、むしろ問題点を中心に冷静に見つめたい。仲介業者は長年現地の経験とノウハウを持っていることは間違いない。だが、その情報を100%教えてくれるのか、あるいは選択的に開示しているのか、つまりはわれわれ新米移住者との間に情報の非対称性が存在している。

 情報の非対称性とは、市場取引における取引の当事者同士が保有する情報が不均衡であることを指す。片方(通常買い手)は、商品の品質などに関する情報が比較的に少なく、相手方(通常売り手)はこの手の情報を全面的に把握している状態を指す。たとえば、中古車市場などがその代表格である。中古車の売り手が中古車の欠陥(事故歴など)をなかなか買い手に開示しようとしない。

80419_3クアラルンプール市内のペトロナス・ツインタワー

 マレーシアは、財団法人ロングステイ財団の調査結果によれば、オーストラリアやハワイといった人気移住先を抑え、2006年から6年連続で日本人がもっとも住みたい国(移住先)の1位に選ばれている。日本人はこの手の数字に弱い。日本国内の経済情勢の悪化に伴い、今後マレーシア移住者が急増するだろうと私は見ている。

 ということで、問題発見・解決のスペシャリストとして、また買い手(移住者)の一員として、冷徹な目線で移住先マレーシアを見つめていきたい。このようなツアーを組みたいと考えている。ツアー日程が決まり次第、このブログでも公開する。興味のある方の参加を歓迎する。