● いろんな中国人
五輪のバドミントン授賞式。マレーシア華人ネット上ではこんな写真が流れている。
1位―反逆中国人 (台湾)
2位―母国中国人 (中国)
3位―移民中国人 (マレーシア)
その通りだ。マレーシア華人は、国籍がマレーシアであって、民族は中華系とアイデンティティの認知がはっきりしている。台湾は地理名称。マジョリティ民族はChineseで、国名もRepublic of Chinaとなっている。そこで「Chinese」ではないと言うので、まさに反逆的だ。「反逆」は「自由」につながるはずだが、さて本当に自由があるのかと言うと、アメリカの従属者にすぎない。

● 石破氏の逃げ方
「台湾有事でも日本無事」であるべき。台湾訪問中、「中台の衝突が起きたら台湾を支援するか」と尋ねる台湾メディアの質問に対し、石破氏は「どうしたらそれが起こらないかを全力で考えたい」と応じた。それは正しい逃げ方だ。正直言って、「事故になったら助けるか」「どうしたら事故が起こらないかを考えたい」と同じだ。
● 日本とアルゼンチン
ノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツ氏はこう語った。「世界には4種類の国がある。先進国、発展途上国、日本、アルゼンチンだ」。発言当時の日本は、急速な工業化と高度成長で驚異の対象だった。他方でアルゼンチンは、第1次世界大戦前は世界トップ10に入る豊かな国だったが、長期低落傾向が続いていた。日本のアルゼンチン化が明らかになった今日では、本質的な修正が必要だ――。「世界には3種類の国がある。先進国、発展途上国、衰退国」
● 嘘つきの技術
嘘をつかれたり、詐欺に遭遇したり、加害者が悪であっても、被害者は決して善とは限らない。日本人に二元論思考者が多いから、善悪の二元論になってしまいがち。悪の対極は往々にして弱だったり、愚だったりする。悪の裏には「知」や「学」が隠されている。悪を知ることと悪を為すこととは全く違う。悪の本質とメカニズムを知り、そこで悪を制すことができる。
知には善悪がない。知は、単に善また悪を為すためのツールにすぎない。しかし、悪を為すにはより高度な知を必要とする場合が多い。例えば、嘘つき。真実を述べるには、ただそのまま述べればいいが、嘘となると、虚構を真のように見せるために相当な技(論理構築)が必要。知に無関心のままでは、弱や愚になる。弱や愚ないし凡庸がさらなる悪を招く元になれば、ある意味でそれ自身も一種の悪になる。
● ずけずけとものを言う
私はずけずけとものを言う。それでたくさんの顧客を失った。部下の中国人弁護士がこう言った。「立花さん、そこまで言わなかったら、人間が丸くなっていたら、今の何十倍も稼げたのに」と。私は答える。「逆です。そこまで言わなかったら、人間が丸くなっていたら、何も稼げず餓死していたかも知れませんよ」
人間は、生来のキャパがあって、それを超えることはできない。天命と言い、それに従い、その天命を粛々と全うするのみ。余すことなく、やるべきことを全てやり、言うべきことを全て言い、何の悔いも残らない死に方が一番の贅沢だ。人間は生まれ方を選べない。ただ、死に方は選べる。生き方によって、死に方が決まる。




