中国はテック分野ではるかに日本の先を行っている

 『中国”驚きの進化”は本当か?豊島キャスターが取材報告』(NEWSアングル・WBS特別版 2023年8月2日)。この動画のまとめと立花コメント――。

1. 中国はテック分野では日本の数年、いや十数年先を行っている。EV車だけでなく、完全キャッシュレスによって、脱税が不能になり、将来的に税務署を潰す。

<立花コメント 1>
 日本人は技術に疎いのではなく、既得利益保護・変化嫌いなため、自ら技術の進歩、イノベーションを拒んできた。これからも、財政破綻しない限り、リセットはあり得ず、そのまま衰退、没落していくだろうし、中国との距離もどんどん広がる一方だ。

2. 中国は、禁止されたこと以外はすべてやる。日本は、許可されたことしかやらない。

<立花コメント 2>
 まさに上記をもたらした根本的な原因だ。中国はヒューリスティックでとにかく何でもやってみる。失敗したら、軌道修正すればいい。やって成功した者は一番評価される。やって失敗して軌道修正する者は、普通に評価される。やらない者はすぐに退場だ。

3. 国民監視・デジタル独裁社会になった以上、民主化はもはや不可能。

<立花コメント 3>
 形態こそ異なるものの、西側流の民主主義は独裁同様、穢れた病巣をもっている。それがすでに明らかになった以上、中国は西側民主化の浸透を防ぐべく一線を死守するのは、国家戦略として正しい。デジタル管理は善悪を別として有効なツールである(批判・非難・罵倒覚悟の発言)。

4. 中国経済の「日本化」、デフレが進行中。

<立花コメント 4>
 中国経済の「日本化」は、その通り、進んでいるように見える。ただ、それにどう対処するか。民主主義制度下では処方できない劇薬や取り得ない療法も投入されるだろう。その結果は、これから歴史が検証していくだろう。

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