今回、アンボセリで泊まったのは、「オルツカイ(Oltukai Lodge Amboseli)」というロッジ。
キリマンジャロを真正面から一望し、広大なサバンナを歩くアフリカゾウを眺める絶景は圧巻。唯一悩まされるのは大胆なサル達だ。人馴れしたサバンナモンキーは隙間を狙ってロッジの部屋に侵入し、しかも、ドアを器用に開けて入ってくるのだ。
目的は窃盗。狙っているのは決まって砂糖パック。砂糖の置かれたお茶コーナーの場所はしっかり把握しているので、部屋に入ると所定の場所に直行。一瞬の出来事で砂糖バックを盗んで逃げ出す。ティーパックやコーヒーパックには一切タッチせず、砂糖だけが見事に持っていかれる。よほど甘いのが好きだろうか、盗品の砂糖を舐め舐めして得意そうに食べているサバンナモンキーには、「おい、そんなに食べていいのか、甘いのを。健康に悪いぞ」と言いたくなる。
ロッジでは、午後の数時間停電になるし、お湯と水は問題なく出るが、温度の調節は至難の業。といっても、サバンナのど真ん中なのだから、お湯や水が出るだけで最大な贅沢ではないか。
8月14日朝、3泊した「オルツカイ・ロッジ」に別れを告げ、アンボセリを飛び立って次のサファリ先、マサイマラへ向かう。