帰りのエティハド航空便で、ナイロビ~アブダビとアブダビ~上海の2区間はともにビジネスクラスにアップグレードされた。出発2日前に、ショートメッセージで通知された。
エティハド航空には、ユニークな制度がある――上級座席クラスへの入札制度である。エコノミークラスを購入した人には、「いま、ビジネスクラスにアップグレードする機会がありますが、入札してみませんか」というメールがやってくる。
上級クラスに空席があって、最後まで売れなかったら、ただ空気を運ぶだけ。そこで、入札制度で一番高い料金を提示してくれたお客さんからアップグレードして埋めていくのである。入札(追加料金)レンジは航空会社から提示される。たとえば、今回、上海~アブダビ間は3000元~7000元、アブダビ~ナイロビ間は800元~4000元。この入札レンジの間で、自分好きなプライスを決めて入札すればよい。そこで10人が3000元をオファーして、一人だけが3001元をオファーしたらその人が優先してビジネスクラスをゲットする。
今回入札の結果、4区間のなか、出発便の上海~アブダビ間だけが入札失敗したが、他の3区間はいずれも最低価格ゾーンで入札に成功していた――。上海~アブダビ間3006元(片道)、アブダビ~ナイロビ間800元(片道)。
エティハド航空のビジネスクラスはレベルがかなり高い。食事やドリンク類は間違いなく日系各社を超えているし、中国系航空会社のファーストクラスよりもはるかに良い。サービスについては日系のようなベタベタ系ではないが、やるべきことはちゃんとやっているし、笑顔もよい。
そして、何よりもエティハド航空の搭乗マイルはANAマイレージに計上できるのが嬉しい。