旧日本租界と魯迅故居

 マレーシア移住で上海を離れる前に、あちこちと街の散策をしている。先週金曜日半日の休みを取って虹口の旧日本租界(日本人居住区)を歩き回った。

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 初めて魯迅故居を見学する。ごくごく普通の長屋で、隣近所には今も普通に地元の人が暮らしている。人生の最期をここで過ごした魯迅が息を引き取ったベッドと布団なども当時のまま、保存されている。

100219_3100219b_3魯迅故居

 希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えぬ。
それは地上の道のようなものである。
地上にはもともと道はない。
歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。
魯迅

100219_4100219b_4旧日本租界の面影と小さなカフェ

 魯迅の名言。私の人生の指針でもある。道は人が切り開くものだ。誰もが道を作ろうとしなければ、道はいつまでもできない。他人が作った道を辿っても必ずしも目的地に到達するとは限らない・・・。