「非常識」の新時代への突入、準備はできていますか

 予想通りの自民圧勝。とりあえず友人と大阪で祝杯を。今回の参院選は、日本にとって一つ大きな折り返し地点になると思う。いろんな意味で、いままで大多数の日本人が持ってきた常識はこれから崩壊していくだろう。

 自民と民主の対立よりも、今回自民対共産の構図がより鮮明なものになっていくだろうし、欧米同様の資本主義国家に向けて一歩を踏み出したと思う。貧富の格差の拡大は避けられないだろうが、公正な競争ルールの整備が喫緊の課題になる。

 日本はアジアに対する定義づけをやり直し、中韓を排除した(別枠で)アジア(アセアン)におけるプレゼンスの構築で新たな時代に入るだろう。日中友好は間違いなく死語になるし、長期的に対中距離の設置で遠距離恋愛的な「近くて遠い」大人のリレーションシップの構築がキーワードになるだろう。私たちのような中国屋も存在の再定義を余儀なくされ、アジアにおけるサバイバルで力量を試されるだろう。

 混迷な時代だからこそ、多くのチャンスが生まれ、そこで勝ち組負け組の分化も避けられない。意識を徹底的に刷新し、新時代の突入に備えたいと思う。