平和憲法、憲法あっての平和か?

 憲法記念日である。「平和憲法」を考えたいと思う。

 「平和憲法」――。「平和」と「憲法」、どっちが目的、どっちが手段。いうまでもなく、「平和」の実現が最終目的である。

 世の中そもそも、「不平和憲法」って存在するのか。どこの国も平和目的の憲法を掲げつつも、戦争や争いが絶えないのはなぜ?それは、憲法と平和に必然的因果関係がないからである。

 時代が変わり、情勢が変わり、平和実現の要素が変われば、当然憲法を見直し、必要に応じて変える必要が出てくる。平和を守りたいからこそ、もっと平和な世界を目指したいからこそ、憲法見直し、改正が絶対不可欠である。

 世の中、憲法9条さえ盛り込めば平和になるのなら、とっくに各国がそうしているのだろう。

 私は自民党の憲法観を支持する。