マレーシア航空ビジネスクラス、コストパフォーマンスが抜群

 2月7日(土)朝、いつものマレーシア航空のビジネスクラスに搭乗して、出張先の上海からクアラルンプールへ帰還する。搭乗すると、「また、合いましたね。北京は雪で寒かったね」と、行きの北京便の客室乗務員が今日は上海便乗務だった・・・。

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 マレーシア航空は現在1日2便の上海便を運航している。上海発の朝便は、ボーイングB777で、午後便はエアバスA330と機材が違う。ビジネスクラスの座席配置も違う。A330の場合、2列目以降の座席間空間はやや狭くなるが、B777は本格的長距離機材(操縦室付近に乗員仮眠室が設置されている)ですべての座席は超ゆとり空間が取られている。

 上海浦東発、クアラルンプール行きマレーシア航空MH387便、9時45分の定刻出発。離陸後はまず1回目のドリンク、ナッツサービス。きまりのシャンパンを注文。もちろん、ナッツは大韓航空副社長お嫌いなパックのままでサーブされる。続いては、2回目のドリンクサービスと、毎度お楽しみのサテのワゴンサービス。このサテ、以前はラム4本、チキン4本のミックスだったが、最近は3本ずつに減量された(乗客数によっても変わるようだ)。これは意外とおいしい。何よりもマレーシアに帰ってきた実感が湧く。

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 ひと段落したところで、ランチサービスが始まる。常備メインは3種類だが、事前に「シェフ・オン・コール」サービスを利用すれば、なんと二十数種類以上のメニューから選び放題。今回の場合、厚切りビーフステーキを事前注文した。肉はおそらくオーストラリア産の赤身で、しっかりしている。機内食で焼き方はもちろんややウェルダンだが、全体的に軟らかしいし、上品である。

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 食後のデザートは、ティラミスかチーズケーキの類で味も悪くない。もちろん、コニャックを頼むと、しっかりXOがやってくる。

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 食事を済ませて、ほろ酔い気分で映画鑑賞しているとウトウト昼寝を始める。目が覚めたころ、飛行機はちょうど南シナ海からマレー半島上空に進入し、海岸線がきれいに見えた。

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 15時25分、ほぼ定刻通り、マレーシア航空MH387便はクアラルンプール国際空港に着陸。

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 昨年は、マレーシア航空にとって誠に不運な年であったが、最近の上場廃止や再建でかなり努力しているようだ。乗客も少しずつ戻ってきている。エア・アジアの反発を受けながらも、最近一部安い運賃のキャンペーンを打ち出している。私がよく利用するクアラルンプール・上海便のビジネスクラスも、キャンペーン運賃だと3000リンギットちょっとという格安さ。総合的に考えれば、コストパフォーマンスは抜群に良い。そして、1.5倍のマイル蓄積も魅力的だった。