自分の15周年独立記念日雑感

 7月1日、15年前の今日脱サラした。自分の15周年独立記念日である。

 いま考えたらずいぶん無謀なことをしたものだ。つてもなく一時的な勢いで会社に辞表を出した。わずかな退職金を手にしながらハローワークにも通った。起業といっても形も何もない。完璧な敗け組だった。

 資金は1年の生活費もぎりぎり。1年の勝負で出口が見えなければ、路頭に迷う。コンサルティング業についたのも単にそれ以外の事業に投じる資金がなかったからだけであった。

 会社のことを変えようとして失敗した。そこで自分を変えるしかなかった。独立や起業など格好のいいことは言っていられない。そんな15年前のことを思い出すと、ひやひやして鳥肌が立つ。

 15年後のいま、皮肉にも他人の会社を変えることが仕事になった。運命って本当に不思議なものだ。もうちょっと頑張ってみるか。