外国人居留証更新、出入国管理局の手続時間はわずか10分

 11月2日(月)、2年一度の中国居留証更新申請手続き。上海浦東にある出入国管理局に会社のスタッフが代理で出向いてくれた。2年前の2013年は長蛇の列、2時間以上もかかった。しかし、今回は整理券をもらって順番2番目で窓口に呼ばれ、なんと10分足らずで申請手続きが終わった。

151102-1030-上海_01手続期間中にパスポートの代わりにこの預かり書が身分証明となる

 外国人ビザ申請ホールはガランガランだという。これもご時勢か。

 思い起こせば、私が94年に駐在で上海に来たとき、外国人労働・居留ビザを取得すると、当局の外国人居留担当係官が会社訪問で毎年のようにやってきたのだった。「何か困ったことはないか」と実に親切にケアしてくれた。それが90年代後半、2000年以降になると、外国企業の進出拡大とともに外国人が殺到した。労働ビザや居留証の申請手続きそれ自体もどんどん時間がかかるようになった。確かに2013年あたりピークに達し、申請手続も一時2週間以上かかる時期もあった。

 中国経済の減速と外国企業の撤退で在住外国人の増加も一時の勢いを失った。出入国管理局の手続き待ち時間がある意味でこのご時勢を反映するものであろう。