日曜夜、宿泊先のシェラトン虹橋から徒歩3分の至近距離にある、小さな和食屋「暁」で夕食。
このお店のオーナーは中国人のショウちゃん。前々回の上海出張中にぶらぶらと歩いて入った店だが、いきなり、「あー、立花さんじゃないですか、私のこと覚えてます?以前『小木』で働いていたショウです」
思い出した、思い出した。虹橋のちょっと南にあるあの「小木」か。確かに厨房の中にいた焼き物担当だった。話を聞くと、「小木」は昨年閉店してオーナーの日本人が帰国した。それで、彼は独立して、自分の店をもった。
大成功。料理は日本人の料理人と変わらない。素材にこだわっているし、しっかりできている。さらに中華風にアレンジされた「甘エビの紹興酒漬け」といった独自料理もあって面白い。
できる人は失業しない。逆に古巣が消えたことが、一歩を踏み出すきっかけとなる。ショウちゃんにとって見れば、「小木」の閉店が一つのチャンスであった。彼はしっかりとこのチャンスをつかんだ。ぜひ、自分の店を全力挙げて繁盛させてほしい。
頑張れ、ショウちゃん。