ベトナム労働省訪問、法と企業現場を繋げるよう全力尽くす

 11月27日(金)午前、ベトナム労働省(全称「労働傷病兵社会省」)法制局副局長へ表敬訪問。

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 ベトナム労働法制の総元締め官庁である。一介の民間人、しかも外国人である私を一国の立法中枢が相手にしてくれるとは夢にも思っていなかった。私はベトナム労働省に労働法制度の透明性を呼び掛けたく、法理的そして実務現場の声を少しでも届けようと考えていた。

 「ご来訪を心から歓迎します。民間企業、外国の民間機関としてこのように来て下さったこと、このような要望を申し出られたことはこれが初めてです。日本企業のコンプライアンス、ベトナム労働法を守ろうという意思の表明であり、大変嬉しく思います。本当にありがとうございます」

 冒頭の言葉には私は驚いた。なんと協力的な姿勢だったのであろう。まずはベトナム労働法制度関連、今後持続的な情報共有、当社からの質問提示への受付と回答には全面的に協力するとのコミットメントをもらった。第一弾としてはベトナム労働法および直近の法解釈政令5号について質問状の提出と回答、そして今後定期的な対面会議、文書による質疑と回答、レギュラ対話体制の確立、さらに当社セミナーへの担当係官の派遣も喜んで応じると・・・。

 さらに、今後のベトナム労働法制の制改定について、「労働法専門家、そして実務専門家である立花さんから、ぜひご意見や助言もいただけないか」と参画への打診をされた。もちろん、私としては喜んで協力する。ベトナムという国の労働法は労使双方の利益保護、法の正義の実現そして経済発展に資するよう、私は全力を尽くして協力していきたい。

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コメント: ベトナム労働省訪問、法と企業現場を繋げるよう全力尽くす

  1. 心から嬉しく思います。今後ともお元気でご活躍ください。

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