「海外投資者の会」発足、他力本願脱出の自己防衛と自己成長

<先日の話>

 2016年3月28日、「海外投資者の会」が発足した。すでに2桁のメンバーが集まった。

 海外投資で自分年金を作る、という時代である。しかし、思うようにお金が増えない。投資アドバイザーが当てにならない。こうなれば、顧客である投資者は、自助努力に頼るしかない。

 「投資会社や投資アドバイザーに、クレームを言ったり、サポートを求めるのも一案ですが、結果的に我々自分自身が勉強するしかないのではないでしょうか」

 ある方から寄せられたコメントである。まさにその通りだ。業者やいわゆる専門家頼みという他力本願から脱出し、自らアクションを起こしていく。自助努力に基づく自己防衛と自己成長、これがもっとも有効な手段であろう。

 私が投資アドバイザーに真正面からいろんな質問をぶつけたところで、「海外で作る自分年金研究会」から除名された。「研いて、究明する」という「研究会」が名ばかりで、結局商売の「宣伝会」ではないか。ならば、こちら、投資者側から会を作ろうではないか。投資者コミュニティである連帯である。

 GIC(Global Investor Club)。「海外投資者の会」を私が主導で立ち上げた。これは「マレーシア移住の会」に次ぎ、2つ目のボランティア会である。3年前発足させた「マレーシア移住の会」(現在メンバー2000名(含むフェイスブック))同様、利害関係をもつ業者の主導を一切排除し、消費者(移住者・投資者)主体の会である。

 「海外投資者の会」は、「マレーシア移住の会」と違って、投資者のプライバシーもあって投資者限定の内輪交流を中心とした、クローズド環境の会である。「海外投資者の会」は以下の機能をもつ。

 ① 投資者の保有金融投資商品、ポートフォリオ関連の情報共有。
 ② 国際・地域情勢、投資・金融市場の情報共有と勉強。
 ③ 特定金融投資商品の勉強、リスク分析、運用状況の追跡。
 ④ 投資会社・投資アドバイザーのサービスに対する評価情報の共有。
 ⑤ 投資者連帯による投資会社・投資アドバイザーに対する要求の提示。
 ⑥ 上記に関連して勉強会や情報交換会の開催、など。

 三人寄れば文殊の知恵。私を含めて多くの投資者は、金融商品の知識が不足している。だが、われわれが集まって一緒に勉強し、成果を共有し、知恵を寄せ合うことができる。

 投資というのは、情報が命。業者やいわゆる専門家と投資者(消費者)の情報格差は、投資者連帯の自助努力によって必ず少しずつ解消されていくものだと信じている。

 「海外投資者の会」への参加・メーリングリスト登録を希望される方は、私のメールアドレス(本ブログ右上方「立花聡プロフィール」欄に記載)へメールください。