アラブの旅(12)~地球の原風景と砂漠リゾートのあれこれ

<前回>

 砂漠リゾートの醍醐味といえば、主に3つある。

 まず、渇水で乾燥し切った砂漠と対極のオアシスの鮮烈なコントラストを楽しめることだ。次に、雨など悪天候の心配はなくほぼ毎日快晴の好天で快適なリゾートを楽しめることだ(砂嵐と猛暑季節は要注意)。最後に、地球の原風景を心行くまで楽しめることだ。

 1月6日(金)、終日バブ・アル・シャムス・リゾートで休養・読書。ラクダ乗りやら砂漠ドライブやら、いろんなアクティビティもあるが、あえて従来のスタイルを貫き、どこにも行かない、何もやらない。

 とても素晴らしいリゾートだが、1つだけ問題がある。レストランやディナーショーやプールなどの施設は、宿泊客以外のツアー客や個人客にも開放していることだ。いやむしろ、積極的に集客しているようにも思える。1日中雑多な人間がリゾートに出入りするので、正直落ち着かない。

 砂漠の夕陽鑑賞にも、大勢の人が殺到する。幸いにも大声で騒いだりするマナーの悪い客がいなかったので、なんとか許容範囲内に納まった。

<次回>