パースの夏(1)~思い出の国、オーストラリアへ飛び立つ

 1月27日(金)夜、19時45分クアラルンプール発のマレーシア航空MH127便で、オーストラリア西海岸へ飛ぶ。翌日未明1時20分、パース到着。

 もともと社員旅行を予定していたが、一部従業員の豪州ビザが取れず、直前の変更を余儀なくされ、自分の航空券を生かしつつ家族・親族旅行に切り替えた。

 現今の世界各国では、中国人観光客大歓迎という情況で、まさかビザが降りないとは想像もしなかった。海外に出たことがなくパスポートが空白だったことが主たる理由であった。言ってみれば、これは豪州政府の政策と審査基準で、批判する立場にないが、いささか理不尽に感じずにいられない。とても残念だ・・・。

 オーストラリアは、私にとって思い出の多い国だ。1990年7月24日、シドニー郊外のハンターバレー記念教会で私は妻と結婚式を挙げた、まさに人生思い出の地である。その後も出張や旅行で、何度か訪れていた。

 シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストなどの東海岸を一通り回ったが、今回のパース、西オーストラリアは初めてである。最近、特にシンガポール人やマレーシア人の間では、パースは移住先として大変人気が出ている。どんなところか、非常に興味を持った。

 時差なし、クアラルンプールから飛行時間わずか5時間半という近さ。そこに南半球の美しい街、パースがある。

<次回>