ある仮説を立てよう。仮説の前提や条件は設問変更以外に不可変とする――。
某女性が貧困状態に陥り、いまは以下2択から1つを選ばざるを得ない状況に直面している。彼女はどれを選んでも良いとしている。さて、あなたは助言をしなければならない。
選択肢その1、適法な風俗業に就職して働く。
選択肢その2、生活保護を申請して受ける。
風俗業は適法経営店である以上、納税もしている。一方、生活保護は当然ながら、国民が納めた税金で賄っている。さあ、どう助言するか。さらに、前提を少し変えよう。その女性が赤の他人かあなたの娘かで助言が変わるのだろうか。
さらにさらに、前提を変えよう。その女性が自らの意思で選択肢1を選んだ。では、あなたは彼女のことをどう評価するか。プラス評価?マイナス評価?
まあ、最後にあなたに逃げ道を残そう。助言しない、評価しないこともできるとしよう。