哲学勉強の勧め、体力づくりの基礎トレーニング

 日々勉強。いろんな学問があるなか、何が一番重要かと聞かれたら、それはやはり哲学だと、私は答える。

 でも、哲学は難しい。何が難しいかというと、2つある――。

 まずは、哲学書は確かに難解なものが多い。1ページを読むのに10分や20分かかることもしばしば。まさに悪戦苦闘。そこで欲張ってはいけない。1人好きな哲学者の著作を何冊も精読したところ、ようやくその哲学者の思想の枠組みがぼんやりと見えてくる。

 次には、ようやく別の哲学者の著作に手を出す余裕が少し出てくる。そこで、一難去ってまた一難。哲学者同士が互いに否定し合い、非難し合うのだ。おいおい、どっちが正しいんだよとまたまた困ってしまう。いや違う、哲学は正解を求める学問ではない。思考方向の学問なのだ。

 自然科学も社会科学も、いろんな学問分野がある。オリンピックに例えると、陸上競技や水泳、体操のような競技項目となるが、哲学はどちらかというと、体力づくりの基礎トレーニングのようなものだ。大変地味だが、とても重要である。

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