前代未聞！公務員が買春・強姦未遂で相手の女性に刺殺される。
5月10日夜、湖北省巴東県野三関鎮政府の公務員ら3人が当該鎮のホテル内で、女性服務員の鄧玉嬌さんに「特殊サービス」（入浴のお供）を求めたところ、断られる。そこで、人民元の札束を鄧さんの顔にはたいて、「これでどうだい、金なら持ってるぜ」とあきらめずに要求し続ける。それでも断られると、鄧さんをソファーに押し倒し力づくで乱暴をしようとする。そこで、鄧さんがフルーツナイフで男たちに切りつけて反抗する。
命中！喉を切られたのは、野三関鎮政府投資誘致弁公室主任の鄧貴大。ドボドボ、血が吹き出る。大変だ！早速救急病院に運ばれるが、動脈と気管を切られたため、すでに手遅れ、鄧貴大は死亡。
役人を殺した鄧玉嬌さんです（東方法眼www.dffy.com写真）
5月11日、鄧玉嬌さんは故意殺人罪で巴東公安局に刑事拘留される。（5月19日 Sina News http://news.sina.com.cn/c/2009-05-19/105015649111s.shtml 5月31日アクセス）
後、現地に入って取材する記者が身元不明者に殴られ、「当地の許可がなければ、無断取材禁止」の誓約書に署名させられたうえ、取材録音と写真を強制取り上げられる事件も発生。（5月29日 中央人民ラジオ・中国之声http://news.21cn.com/today/zhuanlan/2009/05/31/6348523.shtml 5月31日アクセス）
5月31日、湖北省恩施州公安が「鄧・鄧案」の捜査終結を宣告、同日に送検した。鄧玉嬌さんの正当防衛を認めながらも行き過ぎた“過剰防衛”と認定し、世論を配慮したのか、弁護士の申請を認め、刑事拘留を解除し、自宅監視に切り替えた。（5月31日 財経網 http://www.caijing.com.cn/2009-05-31/110173723.html 5月31日アクセス）
湖北省公務員鄧貴大が買春・強姦未遂で、相手の女性に刺殺される事件の続編。
中国の役人の葬儀における追悼の辞の官製版を真似って作られたもので、インターネット「百度貼吧」に面白い書き込みがあったので、一部和訳した。（出処：「百度貼吧」http://tieba.baidu.com/f?kz=584640364 5月31日アクセス）
鄧貴大同志に学べ！！！
同志の皆さん、朋友の皆さん、
2009年5月10日、優秀な飲み食い戦士、模範公務員の鄧貴大同志が、ホテルでの残業勤務中に、女性の殺人犯に刺され、病院へ搬送される途中で不幸にも壮烈に犠牲しました。享年44歳。
鄧貴大同志の犠牲は、我が地方の巨大なる損失であります。鄧貴大同志は、党の良き息子であり、奥様の良き旦那であり、子供の良き父親でありました。
鄧貴大同志は、外資投資誘致の重要性をよく理解していました。外資の投資、財源を引き付けるために、ハコモノ、インフラのようなハード環境も必要であれば、ソフト環境も欠かせません。ソフト環境とは、即ち色気サービスでもあります。「商売招く」は、「娼婦招く」の如く、外資企業たちは、金があり、衣食も足りていれば、残りは「それ」しかありません。
ですから、鄧貴大同志は自分の業務能力の向上を目指し、常に精進しており、また当地のこのようなソフト環境の水準を実地検査するために、自ら現場に入り、ホテルの食事の品質のみならず、小姐たちの身体健康状況も入念にチェックを行っていました。たとえ休日の貴重な時間だろうと、奥様と子供たちを放っておいてでも、彼は仕事場であるホテルに没頭するわけであります。
ここでは、鄧貴大同志は、当地のソフト環境がまだ不足していることを身をもって感じました。そこで、彼は決心しました。服務員、特に色気服務員の素質を高めなければなりません。思想を解放し、小部屋に入り、肌層（「基層」の同音語）に深入りし、裙中（スカートの中＝「群衆」の同音語）に潜り込み、実是球事（「球」＝「求」の同音語）に徹します。
ソフト環境の建設とは、行き着くところ、女のソフト環境の建設であり、素質の高い前衛的な女性青年を訓練し、育てたところ、はじめて外国の投資者に、「根っこ」をおろしてもらい、彼たちの心を引き付けることができるわけであります。鄧貴大同志が女性服務員の鄧玉嬌に好意を示したにもかかわらず、同家「鄧」でありながら、この女「鄧」は、公然と鄧貴大同志の戦略的協力要求を拒絶したのでありました。鄧玉嬌は、考え方が陳腐であり、献身的な精神も欠けておりました。これは、まさに現在解決しなければならない問題であります。
このような行動は、ソフト環境建設の趣旨にまったく合致しません。困難に負けてたまるか、鄧貴大同志は毅然と札束を出しました。これで、鄧玉嬌に大局を重んじ、地元の外資誘致に貢献してほしいという熱きメッセージを伝えようとしました。それから、彼はさらに自らの身体をもって、鄧玉嬌にその服務能力を高めようと試みました。しかし、鄧玉嬌は何と反抗します。予想もせず、この残虐な鄧玉嬌は、ナイフを持ち出し、鄧貴大同志に刺しました・・・鄧貴大同志は不幸にも壮烈に犠牲しました。
鄧貴大同志は、われわれに永別しました。彼は職場で倒れ、鮮血がＫＴＶのじゅうたんを真っ赤に染めました。その赤は、赤線（風俗街）の赤よりもはるかに赤かったのでありました。
われわれは、鄧貴大同志の遺志を継承し、彼の未遂なる事業をやり遂げなければなりません。われわれの同志たちよ、鄧貴大同志の前進する方向に向かって、全力疾走しようではありませんか！
鄧貴大同志よ、永垂不朽であれ！（永垂不朽＝功績が末長く伝えられ、滅びることなかれ）