人の命はいくら?

 人が車にひき逃げされたとき、警察はまず被害者(生存していれば)や目撃者から加害者の車のナンバーを聞くわけです。ナンバーがなかったり(日本ではありえない)、よく見えなかったりしたら、車種を聞くしかありません。

 「白いサンタナでした」と言ったら、中国に何十万台あるの?加害者を突き止めることができるか?

 ナンバープレートのついていない車、最初、中国でそれを見たときびっくりしました。あまりにも多いから、慣れましたが、何と、警察のパトカーまで、ナンバープレートがついていないとは、さすが絶句。先日、嘉定出張途中に撮影した写真です。

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 中国の場合、新車を買って車両登録番号を取得すると、同時にその番号のナンバープレートをもらえません。政府指定の交通部門がそれを作って車両所有者に交付しますが、何せ役人だから、ノロノロと仕事が遅い。登録を済ませて番号があっても、ナンバープレートを入手するまで1か月くらいかかるらしい。その期間中に、ナンバープレートなしで堂々と街を走ります。

 ナンバープレートの製作くらい、民間企業にやらせれば、当日交付も問題なくなります。でも役人の利権は、民間に決して渡しません。ナンバープレート製作代という甘い汁を役人たちが吸い続けます。

 よく考えて見ましょう。ナンバープレートなしで街を走り続ける1か月と言わず、仮に一日でも、その一日に、絶対に事故を起こさない保証は、どこにあるのか?

 パトカーは、警察が運転しているから、絶対に事故を起こさない保証はあるのか?パトカーがひき逃げしない保証はあるのか?パトカーがひき逃げしたら、警察に、「ナンバーのないパトカーがひき逃げした」と証言したら、信じてもらえるのか?悪徳警察がいないことは保証できるのか?

 そもそも、ナンバープレートがついていないからこそ、事故現場から逃げてもばれないという人間の「悪」の心が引き出されないか?

 人の命の価値と車両ナンバープレートの制作費を天秤にかけてみよう。法治社会とは何か?私が、ナンバープレートのついていない車を見るたびに、失望と怒りを覚えます。

 人の命はいくら?中国で、人の命はこれだけ安いのですか??

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