害を利に、コロナの「おかげ」で繁盛するペット業界

 コロナによって害どころか、利を得たものといえば、筆頭に挙げられるのは我が家の4匹の愛犬。

 以前、頻繁に海外出張する私の荷造りをみると、全員がしょぼんと寂しげな表情をみせるが、コロナ以降はほとんど毎日私が在宅勤務なので、愛犬たちは楽しくて仕方ない。彼たちの感想を聞けたら、おそらく「コロナ万歳」と歓声を上げるに違いない。

 ペット業界は、動物愛護という意味から、エッセンシャルセクターであり、コロナ期間中も営業が許可されている。実は、コロナの長期化に伴う巣ごもり需要の増大で、ペットを家族に迎え入れる人が世界的に急増し、ペットビジネスの市場が拡大を続けているという。

 業界にとって思いもよらぬペットバブルの到来であり、まさに害が利に転化する好例といえる。

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