ボルネオ島は熱い、インドネシアの遷都に伴う商機

 昨年10月から予定していた3回のボルネオ島視察は、コロナでキャンセルされてすでに1年経った。この視察の目的は、インドネシアの遷都に伴う商機の探索。

 ボルネオ島は、マレーシア側の名称であって、インドネシア側では、カリマンタン島と呼ばれる。実は、インドネシアは2024年(コロナで若干遅れるだろう)に首都をカリマンタン島の東部に移転する、つまり遷都を予定している。現在1000万人が暮らす首都ジャカルタは湿地にあり、半分近くが海抜ゼロメートル地帯で、一部が毎年25センチずつ沈んでいる。

 移転先は、クタイ・カルタネガラ県と北プナジャム・パスール県にまたがる、あまり開発の進んでいない地域だという。新しい首都の名前はまだ決まっていない。未開発だから、面白い。

 何よりも、これでインドネシアの首都がマレーシアと陸続きになることがもっと面白い。同じボルネオ島(カリマンタン島)にあるサバ州、特にサラワク州が注目される。サラワク州のクチンから東カリマンタンの新首都まで空路がわずか1時間半。

 マッキンゼーのリポートでは、インドネシアが2030年までに英国を抜き世界第7位の経済大国になる可能性があるとの見方を示した。世界第4位の人口を抱えるインドネシアの人口動態や都市化、中間所得層の拡大が経済成長の追い風になり、消費人口は2030年までに9000万人増加するとなると、莫大な市場が見込まれる。

 遷都によって、ボルネオ島がどう変わるのだろうか。まず現状を確認しておきたい。視察先は、クチン、シブ、ミリ、コタキナバル、タワウなどの街。1日も早く行きたいものだ。

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