時代の終焉、暗黒の継続か黎明の到来か

 われわれが生きている時代が終焉を迎えようとしている。

 なぜそういえるのか。そもそも予測や予見といった類のものに論理的科学的な根拠を求めてはいけない。自然科学や哲学で証明できない域は、ある意味で神学に委ねざるを得ない。

 「三元九運」は、中国占星学理論の基本で、太陽系の9惑星が、1列に並ぶまでの期間180年を1つの大きな時代と捉える。その大時代を60年毎に3つの中時代に分け、さらに中時代を各々20年毎に、上昇期、繁栄期、終焉期という順で3つの小時代(運期間)に分ける。

 つまり1つの大時代は合計9つの小時代(一運から九運まで)を網羅する。われわれが生きるこの時代はどこに位置しているかというと、1864年から2043年までの1つの大時代周期の八運期(2004~2023年)九運期(2024~2043年)、要するに最後の最後、大時代の終焉期に差し掛かっているところだ。

 占星学は、太陽系内の惑星の位置や動きなどと人間・社会のあり方を経験的に結びつけて帰納的に予測する学問である。「三元九運」の法則に基づけば、コロナの降臨は偶然でないようにも考えられる。

 もしやコロナは、1つの大きな時代の終焉を告げ、国家や社会、産業を破壊する役目を引き受けており、災厄(コロナ禍)と神託(コロナ神)の二重身分を持ち合わせているのかもしれない。ならば、ワクチンでコロナを終息させられるとは、単なる希望的観測にすぎない。

 特定の国家や政治体制、イデオロギーの正誤や勝敗を結論付けるのでなく、神は人類全体の悪(欲望)を懲らしめ、リセットのボタンを押し、強制終了と初期化を実施しようとしているのであれば、人類がいくら、「従来通りの暮しに戻りたい」と考えても、無理だろう。時代は不可逆だから。

タグ: