ここ1週間、立て続け連続3回のセミナーに、出張の移動もあって、さすが疲労の極限に達した。
昨日23日、2日目のセミナーと会食が終わると、ホテルで1時間半の足マッサージを受け、ようやく少し元気を取り戻した。
今回の北京出張で感じたのは、街角の景気が回復に向かっていることだ。15日、商務部発表のデータを見ると、9月の海外から中国への直接投資額が前年同月に比べ18.9%増の78億9900万ドルになり、2か月連続のプラスで、増加率は8月の7.0%に比べ、大幅に拡大している。
中国経済だけでなく、世界経済も底入れしたとの見方も、多くのエコノミストから示され、来年の上海万博もあって、対中投資は再び活気を帯びてきた。
私なりの首都北京の街角景気観測でも、先月に比べると、結果ががらりと変わった。たとえば、滞在中のタクシー運転手インタービューでも、6人とも、乗車率が向上したとのフィードバックを得ている。
このままいけば、90年代半ばからGDP成長が止まった日本は、遅くとも2010年に、中国に追い抜かれるのが確実だろう。
景気回復は、何よりも喜ばしい。出張の疲れも吹っ飛んで、上海への帰路につく。
<終わり>