時限爆弾を次期総経理へ、問題を先送りするな!

 とても気分がすぐれない朝だ。体調が悪いわけではない。

 私が担当する顧客企業のなか、問題解決に対して、大多数の企業は大変熱心である。たまに、個別企業では、異様な情況が見られる。問題の根治に取り組もうとせず、問題を先送りにしようとする。これは、時限爆弾を次期総経理に持たせることになる。

 熱が出ているから、解熱剤をくれと。インフルエンザや急性肺炎の恐れがあるなか、私はただひたすら解熱剤を売っているわけにはいかない。コンサルタントの根本的な責務は、「問題解決」で、「問題の先送り」ではない。

 「各社に、個別の事情がある」というのが、某顧客企業のA総経理の言い分だ。「各社に個別の事情があること」は、当たり前だ。ただ、この裏の事情を控え、表の現象(症状)が異様になっているから、問題だと私が言っているのだ。

 もう一つ、一指導者としては、「会社の事情」で総括する前に、まず事情形成の原因ないし、指導者としての自身の責任を考えるべきだろう。これは、指導者の器だと思う。

 非常に残念だ。

 今朝、某顧客企業に契約解消を行った。