飢餓出張!砂漠の工業団地と蜃気楼レストラン

 8月3日、早朝7時過ぎ、自宅を出て張家港へ向かう。昨夜の新入社員歓迎会で飽食したせいもあって、朝食べずに空腹のまま出発。

 9時50分、張家港顧客K社に到着。総経理、人事部長4名と打ち合わせを開始。賃金制度の修正案について議論。

 11時50分、打ち合わせ終了。そのまま、常熟へ車を飛ばす。顧客企業D社の近くで昼食を済ませて、午後の打ち合わせに入ろうと計画を立てた。

41470_2炎天下、工業団地のだだっ広い大地

 そこで、予期もせぬ事件が発生。13時ごろ、常熟に到着したが、レストランがない!常熟市内ではなく、港(揚子江沿い)の近くにある開発区だった。近くの街に入ってみたら、何軒か個人営業の食堂はあったものの、衛生状態が悪い。エアコンがついていないし、蝿がぶんぶん飛び回っている。36~37度の炎天下、これだけは食べられない。入店断念。

 途方に暮れたすえ、恥ずかしながらも、顧客企業D社に電話を入れる。工場構内の社員食堂を利用させてもらえないかと。しかし、D社は配達給食を利用している。人数分しか配達されない。絶望的だ。朝から何も食べていない私は、空腹感に襲われる。

 炎天下、工業団地のだだっ広い大地が知らないうちに砂漠になっていく。ああ~、蜃気楼のレストランが見えたわあ・・・

 運転手も焦ってきた。

ぐるぐる車を走らせていると、見えてきたのは1軒のガソリンスタンド。あっ、小さな便利店が併設されているのではないか。狂喜!入ってみると、カップ麺も置いてある。やった。運転手とともに歓声を上げる。

41470_3天国のガソリンスタンド便利店
41470b_3そして車内ランチ

 店の裏にある従業員の宿舎でお湯をもらい、はい、豪勢な昼食が出来上がり。冷房をがんがん効かせた車内で、運転手と2人でランチタイムをエンジョイ!カップ麺ってこんなに旨いんだ。スープの最後の一滴まで飲み干して、ご馳走様。

 そして、14時から元気いっぱいの打ち合わせ。

 17時過ぎ、夕日を浴びて、蘇州に到着。蘇州に1泊して明日はY社の中堅社員研修だ。