8月13日(金)夕方と14日(土)終日、ベルゲンの街を歩く。
ベルゲンは静かなフィヨルドに面して広がり、西ノルウェー随一の天然の良港である。人口25万人、西岸海洋性気候で冬でも緯度の割に寒くなく港も凍らない。これによりベルゲンは海運の中心・物流の要衝として発展する地の利を獲得した。
ベルゲンはフィヨルド探索の拠点として知られ、ヨーロッパ最大の客船寄港地の一つである。
1236年には、ドイツのハンザ商人によって商館が建てられ、13世紀末にはハンザ同盟の重要拠点となった。各地から商人や労働者が集まり、現在のブリッゲン (Bryggen) 地区の旧市街(ユネスコ世界遺産)を形成した。当時、ハンザ商人が独占した、ノルウェー海の海産物、特に干しダラの貿易がベルゲンを繁栄に導いた。
1830年代まではノルウェー最大の都市であり、現在も西ノルウェーの経済、文化の中心である。