スナックのママに学ぶもの、私はだれ?

 休日は、手付かずの名刺整理に取り掛かった。

 新旧千枚以上の名刺を分類し、パソコンには、主な顧客や友人をはじめ、よく使うアドレス200個ほど絞り込んで入力(修正)しておいた。

 大変失礼なことをあえてブログで書くが、手元にある名刺の約三分の一だけ、お名前と顔が一致するが、あとはあまり記憶に残っていない。

 特にセミナーや研修会会場で大量名刺交換したとき、すべての方の顔が覚えられない。どうしても、記憶の優先順位があるようだ。まず、美女が優先的に脳内データベースにインプットされる。あとは特別の会話を交わした方も印象に残る。たとえば、「年に何回もストライキが発生する」会社の総経理とか・・・。

 名刺をいただいて失礼とは思いつつも、事後、日時などの情報を裏面に書き込むようにしている。

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 以前、香港の某スナックに1年ぶりにしかも、2回目で行ったら、ママが瞬間に私の顔を見て、キープされたボトルを出してくれたのを見て、驚いたことがある。常連さんならともかく、1年ぶりの2回目でなぜここまで記憶ができるのか。あとで仲良くなると、教えてくれた。実は秘密のノート帳をもっていたらしい。初めて会った客の身長、容貌(ほくろの場所など)、特徴をキーワード分類して記録しているという。
 
 さすが、プロだ。

 公開講演などで私の顔が知られていても、相手のことを知らないことが多い。このような私にとって、どこかで人とばったりするときは、一番緊張する。最近、皆さんもこれを知っているのか、ばったりしたとき、「△△社の○○です」と名乗ってくれる方が多くて、とても助かっている。

 名刺を交換した方の顔を覚えるためのスキル、これから早急に身につけたいと思う。