スローライフと古きもの、中国のスピード感からの脱出願望

 函館の湯の川温泉2泊、大沼1泊の週末北海道休暇を終え、月曜日に仕事へ復帰。

 中国はいま世界でもっとも、「スピード感」を有している国だ。「新しいもの」や「変化」、「発展」、「成長」を誇る一方、何かを失い続けている。

63708_2北海道・大沼(2011年9月4日)

 中国に住んで仕事をしている人間として、このような喪失を肌で感じている。私は年に数回旅行や休暇に行くが、まず、「古いもの」や「スローライフ」、「ナチュラル」など対極的な要素を絞り込んで、旅先を選んでいる。

63708_3大沼の森、木漏れ日が心地よい

 過去3年は、西表島、石垣島、ラオス、スリランカ、フィンランド、ノルウェー、ベトナム(出張)、飛騨高山、クラビ、北海道を回り、そしてこれからの1年には、中欧のチェコや奄美大島、キューバ、タンザニアなどが予定に上がっている。

63708_4昼下がり、大沼の森をバックに読書とシガーの時間

 なかでも、北海道は常に私の旅先リストの上位に顔を出している。昨年だけでも2月に知床の流氷、10月に洞爺湖(出張)と二度北海道を訪れていた。最低年一回は必ず北海道へ行くと定例化しつつ、今後社員旅行の候補地としても検討したい。