ルールを変える人とルールを破る人

 ルールを守ることを嫌がる人間がたくさんいる。それよりも、むしろ、好き好んでルールを守る人の方が珍しいくらいだ。特に、中国ではこの現象が顕著だ。

 これは、ごく自然なことだと思う。人間なら生まれつき、自由放任で他人に拘束や規制されるほどいやなことはないだろう。

 でも、ルールを守りたくなければ、そのルールを変える必要がある。ルールを変える勇気がなく、ただひそかに人目を盗んでルールを破る人となると、その人格は尊敬されることはないだろう。