中国ビジネスの無能さに閉口、中国重視掲げる日本企業は旧態依然

 今日も顧客企業のメールを匿名で紹介する。某顧客企業中国本社の副総経理B氏からのメール。

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立花さま

 先週、TVでブータンのGHP国民総幸福量の番組を見ました。例えば、森林資源を保護するために年間の木材の切り出し量が決まっていて、家を作るのに必要な用材が、一度には揃わない。そこで少しずつ3年くらいかけて家を建てるのだそうです。大工さんが、森林は、自然環境と動物の生活の場、人間の酸素をつくってくれるので、森林保護は、最優先です。家を早く建てられても自然が破壊されてしまっては、生活の幸福は有りません、と言っていました。何が大切なのかの価値観と優先基準が、まったく違います。仏教に基づいた輪廻思想が、その根底にあるように感じました。総理大臣も同じことを言っていましたが、とても説得力のある考え方と思いました。

 夏休み休暇で、日本から中国へ帰ってくる時にA航空会社のカウンターでもめました。家族3名の席をネットで予約していたのですが、機材の変更の為、配列の真ん中のところに変更になっていました。まず、その変更がおかしいのと、すみませんの態度が何も無い。申し訳ありません、満席なのでご希望に添えないので、ラウンジでもご使用くださいと優待券をくれるとか、搭乗してから、フライトアテンダントが「ご迷惑をお掛けいたしました」と言ってワインの1本でもくれる、そのような何か配慮があれば、私は単純な日本人なので、「仕方ないですね」で終わる話です。

 しかし、そのような配慮も何も無い。昔、中国へ初乗り入れした当時のJ社との競合があったので一生懸命だったころのA社はどこへいったんでしょうか?

 このようなことを考えると、身の程ということを考えざるを得ません。我が社も創業者の徳でここまで大きくなってきましたが、最近の経営層の判断は、疑問なことが多いのです。日本市場が頭打ちなので、マスコミの取材には、中国へ力を入れると社長が言いながら、現地には弊員程度の人材(身分も)しか置かないで、各種の判断は、依然として日本本社が握っているし、役員クラスが出張で飛んできて2~3日いて、見当はずれのことを言って帰って行く。我が社も日本国内では、頑張ってここまで来たけど、こと海外ビジネスに関しては、経済学で言うところの無能のレベルに来てしまったとの印象を持っています。こんなことを言うので、嫌われるんでしょうけど、事実でしょう。

 ですから、会社組織としては、立花さんの社員へ分権する考えは正しいと思います。また、個人的には、自分が生きてきた証、すなはち、生き様をどうするのかの問題でしょう・・・

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