ミャンマーにグルメなし、だからこそのビジネスチャンスが・・・

 ミャンマーの食に触れてみたい。ミャンマーにはB級グルメしかない。ミャンマー料理の高級レストランを探すのが難しいほどだ。

93170_1ヤンゴン街頭のレストランで、通訳と一緒にランチ

 立派なレストランもヤンゴン市内にほとんどなく、屋台や簡易食堂がむしろ一般的である。もちろん値段も安い。ランチもディナーもさほど差がなく、一人当たり500~600円を出せば、ビール付きで立派な料理2~3品食べられる。

93170_293170b_2ヤンゴン市内のいわゆる高級食堂、大皿料理のオンパレード

 料理は芸術品のようなものはまったくなく、大雑把な惣菜系ばかりだ。従業員食堂形式で、何種類や何十種類の大皿から好きなものを選んで指差して注文する食堂が多い。

93170_393170b_3ミャンマーの食

 料理の内容に関しては、カレー系が多いが、日本人がイメージしているようなカレーではなく、醤油や塩ベースで少しピリピリ辛くしているだけの品がほとんどだ。あとは、油を結構使っているので胃腸の弱い人はやられやすいので注意したほうがよい。

93170_493170b_4夜の食事、これも街頭の食堂で

 ミャンマー料理以外の料理は少ない。ヤンゴン市内に日本料理店も一応あることはあるが、正直言って本物はないといっていい。某店はヤンゴン一との評判で行ってみたが、上海や日本の居酒屋以下の味だ。しかも、経営者の日本人は態度が悪い。傲慢で天狗になっている。あと1年か2年でどんどん日本料理店が新規進出しているので、いずれ競争が激しくなって、この手の店は潰れる運命になるだろう。

 ということで、ヤンゴンはこれからグルメの普及に向けて、大きなビジネスチャンスが転がっているといっていいだろう。