五芳斎、懐かしい洗濯バサミの老舗点心店

 上海懐かしB級グルメツアーの第二弾は、五芳斎(雲南南路28号)。

 創業155年の老舗点心店だが、古いだけに貫録を期待しては決していけない。やはり80年代国営全盛期の面影を求める懐旧ツアーに意義がある。

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 私の期待は裏切られなかった。ここで、懐かしい洗濯バサミを発見。昔の中国、どこのレストランに行っても、大体この洗濯バサミがあった。テーブル番号が書かれた洗濯バサミは、伝票に挟んで厨房に放り込まれ、今度は出来上がった料理の皿に挟んでまた、テーブルに戻ってくるのだ。洗濯バサミのお陰で、注文の取り違いはない。大変正確である。

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 この洗濯バサミは決まって木製で、長く使っていると各種のスープや黒酢、醤油など料理の汁や調味料が混在して染み込み、ヴィンテージものとなる。それを手にして何とも言えない嗅覚の記憶が蘇り、古き時代の中国を懐かしく思い出す。

100049_4100049b_4 田ウナギ冷麺(上)と辣肉面(肉辛ラーメン・下)

 五芳斎の麺は旨い。田ウナギの冷麺。さらっと上海風に仕上げられていて、黒酢を垂らしてよく混ぜていただく。上海の夏の風物詩だ。さらに、湯麺も食べてみたいと言い出す妻は、辣肉面(肉辛ラーメン)を追加注文。これもまた旨い。ほかに蟹粉小籠と小餛飩(ワンタン)、野菜を頼んで〆て77元。

 いやいや、ご馳走様。

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