マナーは法律で規制する、天下無敵の中国人観光客に効くか

 こんな記事があった――。「観光法」施行で「マナー悪い中国人」の汚名返上できるか=中国」

 マナーを法律で規制する。天下が笑う。いや、笑っちゃいけない。法律というのは、マナーや倫理の最低基準だからね。マナーまで、国家公権力で強制することは、何を意味するか。

102176_2(写真:鉄血NET)

 中国の悪口をいうと、きまって、「いや、全員が全員そうではない、一部の中国人だけ」と言う人もいる。そう、「一部」だ。誰も「全員」と言っていない。ただ問題は、その「一部」とはどのくらいかだ。1割か、2割か、5割、6割、もっとか・・・それが分からない。ただ、一つだけこれで分かったことは、いよいよ法律を動員して規制しなきゃいけないところまで来ているということだ。

≪写真のストーリー≫
 香港ディズニーランド、ゴミを散らかす中国人観光客を香港人が制止すると、「清掃員がゴミを片すためにいるんだろう」と一蹴される。

 ちなみに、この写真はまだ上等なほうだ。読者に不快感を与えないためにも、ブログのマナーを考え、下半身露出やモザイク写真の転載は遠慮しておこう。子供だけではない、大人も。男だけではない。女も・・・。香港「信報」のあるコラムでは、「保守的な中国人だが、なぜ公衆の場で堂々と下半身露出できるのか」と疑問を提起しているが、少なくとも私は回答がいまだ見付かっていない。