筋金入りの生命力、日中友好捨てても生きていける強い企業を

 「中国にしても経済成長が鈍化して国内の不満が今後高まっていく中で、不満のはけ口にしてきた日本との関係が良化すると思えない。・・・目下、中韓との関係改善に外交的なエネルギーを注いでも、アップサイドの要因はない」

 大前研一氏がこう語る(「プレジデント」誌2013年8月12日号)。まったくその通りだと思う。経営コンサルタントとして論理的な分析に基づく結論として私は、完全賛同する。

 国家レベルの目線で見た世界は、一ビジネスマンの目線とは角度が異なるだけに、たとえ日中ビジネスを糧とする人間としても目を覆うことができない。

 2009年、このブログを立ち上げた当時からの私の持論は、変わりがない。日中友好を前提とした商売はいかに脆弱か。このような二国間の政治や外交ゲームないし相互対立した国益を超えて、恒久的に中国で利益を上げられるビジネスモデルと経営スタイルこそが真の中国ビジネスである。

 私は、これを日中リスク耐性という。最近、訪問した数々の日系企業の中でも、少数ではあるが、このようなリスク耐性の高い企業が存在することに気付いた。いや、正確にいうと、もう日系企業ではなく、中国企業なのだ。いかにも脱日本的で、筋金入りの筋肉質で、中国で頑丈な生命力を誇示していることには脱帽する。

 このような企業と一緒に成長していくことは、私の夢であり、また中国で引き続き頑張っていくパワーでもある。

 中国人は強いものに憧れる。友好関係の物乞いではなく、強かな生命力こそが企業経営の神髄である。

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