「歴史認識」の議論は時間の無駄、認識できぬ認識
S. Tachibana
「歴史認識」。――これが国家間の様々な問題を引き起こしている。われわれはどうしても「歴史」という客体に注目し、「認識」という主体を見落としがちである。 「認識」という言葉はもともと、哲学の概念であ…
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一斉貧困と一部貧困、「同じ川には二度と入れない」
S. Tachibana
日本人は、「一斉貧困」(戦後)に立派に堪えられたが、「一部貧困」(現在)には堪えられない。残念ながら、世の中はどこにも「一斉富裕」(理想)の社会は存在しない。 戦後の貧困脱出の歴史は、政府や国民の…
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禁欲から生まれた利益追求、資本主義の誕生を追跡して
S. Tachibana
マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」。――難しいけれど、面白い名著だ。 年末タイのビーチで読み始めて、丸半月以上かけてやっと読了。特に第2章第1節、150頁にわたる「…
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資本主義は悪だ、代案なき弱者の確証バイアス
S. Tachibana
<前回> 社会に対して不満をもつ人は、自分の不幸は社会のせいだと、そう思っているだろう。これはつまり、自分の幸福が社会に依存しているということだ。 社会が自分の希望通りにいけば、幸福だ。そうでなけ…
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1個のパンと2個目のパン、「1%馬鹿ゲーム」論との対話
S. Tachibana
<前回> 某読者とのコメント往来を以下転載する。 【読者】 立花先生が常々おっしゃっている上昇志向と、現実には20%(最終的には1%か?)のものにしか豊かになれず、残りの80%(最終的には99%?…
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「我々庶民」ってそんなに善良無害の類なのか?
S. Tachibana
<前回> 私の意見に対する読者コメントの一節を抜粋する――。 「『政治家は政策で評価し、学者は学問で評価し、作家は著作で評価し、芸能人は歌唱力や演技で評価し、』を実行させるならば、政治家はクリーン…
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主流と傍流と陸路逆走、私流の適者生存法
S. Tachibana
<前回> 読者からあまりにも多く取り上げに値する論点を提示されたが、正直このブログで答え切ることが難しい。断片的なスポットに留めざるを得ない。 まず、「伝統の破壊者としてご成功なさった立花先生が伝…
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アインシュタインは道徳裁判所で裁かれるか?
S. Tachibana
<前回> 一昨日と昨日のブログ記事、日本社会の「道徳自警団」と「市井裁判所」の話に関連して、読者から興味深い反響があった――。 いわゆるこのような現象はそもそも人間の本能の1つで、ソーシャルメディ…
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「道徳自警団」と「市井裁判所」、日本社会の暗黒面
S. Tachibana
<前回> 私が大好きな日本に住みたくない理由を申し上げましょう。 「法律」と「道徳」の混同。それに由来する日本社会の「道徳自警団」と「市井裁判所」の存在。 昨今、多くの著名人のスキャンダル事件に…
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