一斉貧困と一部貧困、「同じ川には二度と入れない」

 日本人は、「一斉貧困」(戦後)に立派に堪えられたが、「一部貧困」(現在)には堪えられない。残念ながら、世の中はどこにも「一斉富裕」(理想)の社会は存在しない。

 戦後の貧困脱出の歴史は、政府や国民の努力と奮闘だけでなく、幸運もあったことを忘れてはいけない。歴史の瞬間が未来に続く道の常態を意味しない。

 「同じ川には二度と入れない」という古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉があるように、万物は流転する。東洋的にいえば、諸行無常。歴史と現実と理想、そしてわれわれ自身の立ち位置を決めるのは、自己責任以外の何ものでもない。

 世界を変えるか、自分を変えるか、それともどっちも変えられずに罵り続けるか。

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