第二子産むか、一人っ子政策撤廃後の出産意思決定

 第二子を産みたくない。一人っ子政策の撤廃に伴い、「中国市民の過半数は第二子出産を望んでいないことが中国紙の世論調査で分かった。生活水準の低下などを理由としている」。共同通信が中国青年報の調査報道を転載した。

 これは確かに一側面を反映している。ただ、全貌ではない。中国人の出産には、夫婦本人同士、夫と妻の両実家の父母という三つの意思が反映され、最終的にその力関係(勝負、妥協)で結果が決まる。

 この調査は、夫婦本人同士の意思集計に偏っている。せっかくの調査で「両家のご両親はどう思われているか」という設問を増やしたり、あるいは年長者に対して「二人目の孫がほしいと思うか」といった調査を追加したりすると、だいぶ違う景色が見えてくるのかもしれない。

 日本人では考えられないほど親の意思が強く反映される中国の現実がある。儒教文化の「孝」が価値観の主流であること、いまでも変わっていないはずだ。

 両親側は主に次の手段を講じるーー。①親の言うことを聞けという倫理観を押し付ける。②金を出すから二人目を生めと金銭的利益で釣る。③育児はジジババに任せろと実務援助を提供する。前記の併用も大いにあり得る。

 さあ、子供が増えるのだろうか、中国。

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