東京のタクシーとKLのタクシー、乗車雑感雑談

 4月中旬の東京出張は4泊、滞在中合計10回以上タクシーを利用した。そのうちナビを使わなかった運転手はたったの2名。その中の1名、なんと「アークヒルズ」を「六本木ヒルズ」と間違えた人もいた。

 私の限られた集計だが、東京タクシーのナビ使用率が8割強だ。それと比べて、私が住んでいるマレーシアではタクシー運転手のナビ使用率(こちらでは、「GPS」と呼ぶが)は概ねちょうど逆転しての2割程度ではないか。

005クアラルンプールの楽しいタクシー

 いまの東京では、メジャースポットでも一々ナビ設定する運転手がいる。私の場合、予定の行き先は住所まですべて会社と共有するスケジュールに入力されているから、スマホから瞬時に呼び出して運転手に告げることができた。

 「銀座○丁目の角を曲がって○○ホテルまでお願いします」「住所ございますか」「ちょっと待ってくださいね。・・・え~と、銀座○丁目○の○○」・・・。ピッ、ピッピッ、ピッ、ピッピッピッピッピッ・・・。「はい、できました。それではまいります」

 こんな具合で、発車までナビの設定に時間がかかったり、発車してから走りながら、あるいは信号停止の隙間で設定する運転手もいて、ちょっとどうかなあと思う。

 機械の発達で利便性が向上する。それと同時に何か失っていないか。人それぞれだろうが・・・。